はじめに
kns_bako
模索挑戦的小説
小説ってなんだ?小説の最適解は?どんな小説が評価されるのか?
小説の結論を求めて、模索しながら挑戦していく巣箱です。
きっと、毒にも薬にもなりません。こたえも、ありません。
書いている人
Profile5分で読めるSS、後腐れのないブログ、日常観察図鑑を書いています。
- 無くなった彼に対して朝の地下街は喋らない。誰もが皆きちんと前を向いて、満員電車で汚れた革靴とパンプスをかき鳴らして、放射状に延びる出口に間違いなく進んでいる。まるで歩くエレベーターみたいだ。このエレベーターは誰か一人でもしゃべってしまった […]
- 黒猫はだれのもの黒猫を見かけた。厳密には、黒猫が「いたであろう」。黄色い丸い目が二つ、0時の夜道にぽっかりと浮かんでいたから、きっと野良猫だと思う。残業が続いて三週間と二日目、気がふれていなければ、月が落ちて分裂していなければ、きっと […]
- 雨音と川土砂降りと表すには役不足な13時だった。連日の黄砂で汚れた助手席の窓は水を弾かず、だらしなく伝う水流を目でなぞる。バケツをひっくり返したようなとよく例えるが、バケツなら一瞬で終わるのに、この雨は飽きもせず一時間以上続い […]
- 優れた女そろそろお開きにしましょう、と言い出せる勇気と行動力が社会人には必要です。その言葉を聞いて、よかったやっと言ってくれた、と足早に姿を消す人も居れば、なんだよ白けるな、と見せつけるように煙草に火をつける人も居るでしょう。 […]
- 見ぬ30の時代30代ってこんなものなのだろうか。買ってきたとろろうどんをすすりながら、録画していたお笑い番組を見る。時刻は午前4時。油っぽいコンビニ飯が一番うまい時間。 30代って、もっとこう、大人だと思っていた。自我が5歳ぐらい […]
ざっくばらん


